絶対に引き止められない退職理由4選【退職の伝え方】

人間関係

このブログを読んでくださっているということは、退職を迷われている方か、退職を決意した方が大半でしょうか。

今までご勤務されてこられて、様々な苦悩やお悩みがあったことと思います。そして退職の言葉が浮かび、検索をする行動をとっている。のであれば、次の悩みはどうやって退職を伝えればよいのか。

退職を引きとめられないか?退職の理由を追及されないか?話すのもつらい上司に退職の話をする気になれない。

自分の決意を話すことは簡単なことではないですよね。

今回は、退職を悩まれている方ではなく、退職を決意したけど伝え方が分からない。この先どうすればよいのか分からない。

そんな方向けに、引き止められない退職理由4選。また、伝えるタイミングや伝える内容、準備しておく物、円満退社に向けて進めるPOINTなどをまとめていきたいと思います。

引き止められない退職理由4選

退職理由①家族の状況

家族の事情により、引きとめられない場合があります。例えば、家族の介護が必要となった場合や、家族が移住することになった場合などです。

家族の介護が必要になった場合、仕事を辞めざるを得ないことがあります。例えば、高齢の両親や祖父母が介護が必要になった場合、自分が面倒を見る必要がある場合や、介護施設に預けることができない場合などです。

家族が転勤や移住することになった場合、自分も家族と一緒に移住する必要があり、仕事を辞めざるを得ない場合があります。特に、転勤が頻繁にある場合や、家族の生活の安定のために一緒に移住する必要がある場合は、仕事を辞めることが避けられないことがあります。

子育てに専念するために仕事を辞める場合もあります。例えば、子供がまだ小さく、保育園や幼稚園に預けることができない場合や、子供が病気になってしまった場合等、育児の場面と仕事のバランスを鑑みて退職を希望する場合などです。また、子供の進学や引っ越しに伴い、仕事を辞めざるを得ない場合もあります。

退職理由②健康問題

健康上の問題により、引きとめられない場合があります。例えば、職場の環境が健康に悪影響を与えている場合や、長時間労働が健康に悪影響を与えている場合などです。

例えば、危険物質による健康被害が懸念されるような工場や研究施設で働いている場合や、職場にアレルギーを引き起こす物質がある場合などです。

ストレスや睡眠不足が原因で、うつ病や心身症を発症してしまった場合や、長時間パソコンに向かっていたり、立ち仕事により、肩こりや腰痛などの身体的な問題が発生している場合もあります。

病気やケガが原因で仕事を辞めざるを得ない場合もあります。例えば、慢性疾患により仕事に支障をきたしている場合や、怪我により仕事ができなくなってしまった場合などです。

退職理由③スキルアップ

仕事に達成感ややりがいを感じられなくなった場合、引きとめることができない場合があります。例えば、仕事内容が変わってやりがいを感じられなくなった場合や、自分自身のキャリアプランに合わなくなった場合などです。

社内で挑戦できるキャリア制度が整っている会社であれば、違う職種や役職として挑戦できるチャンスをつかめる可能性はあります。ただしキャリア制度が整備されていない会社であれば、この悩みは解決しずらいですよね。

  • 全く違う業種に就きたい→ メーカーからサービス業。金融から教育関連業。等
  • 全く違う業界に就きたい→ 自動車業界から化粧品業界。食品業界からホテル業界。等
  • 全く違う職種に就きたい→ 営業から事務。コールスタッフからカフェキッチンスタッフ。等

以上のような業種や業界や職種をまたいだスキルアップを目指したい場合等です。

退職理由④人間関係

人間関係が原因で、引きとめられない場合があります。例えば、上司や同僚とのトラブルが解決できない場合や、職場の雰囲気が合わない場合などです。

上司の指示に従うことが難しい場合や、上司からの批判や責められることが多い場合。上司が不適切な言動をすることで、職場の雰囲気が悪化する場合もあります。

同僚とのコミュニケーションがうまくいかない場合や、意見が合わないことが多い場合などです。また、同僚とのパワーハラスメントやセクシャルハラスメントなどの問題がある場合もあります。

ただしこの退職理由の場合は、退職意思が固まる前の段階で相談することが望ましいです。

また、相談することで改善が見込める場合もありますし、改善を行う方向で引き止められる可能性も高いかもしれません。

退職を伝える行動編

退職決定の意志を伝えるべきタイミング

  1. 勤続年数が長い場合  勤続年数が長い場合は、早めに退職の意向を伝えることが望ましいでしょう。具体的には、退職の2〜3ヶ月前には上司に相談し、退職日や引き継ぎのスケジュールを決めることが好ましいです。
  2. 勤続年数が短い場合やパート勤務の場合  勤続年数が短い場合は、一般的には、退職希望日の1ヶ月前には伝えることが好ましいです。
  3. プロジェクトや業務の進捗状況による場合  プロジェクトや業務の進捗状況によっては、退職の意向を伝えるタイミングを慎重に検討する必要があります。プロジェクトや業務が進行中で、あなたの退職が大きな影響を及ぼす場合は、早めに上司や関係者に相談し、円滑な引き継ぎを進めるようにしましょう。

以上のように、退職を伝えるタイミングは、個人や職場の状況によって異なります。退職することになれば、職場の人数を調整することになります。

退職すれば職場の人事は関係ないのですが、できる限り誠意をもって進めていけるとよいです。

退職を伝える人

退職を伝える人というのは、直属の上司に伝えるのが一般的です。しかし、場合によっては、人事部や上司の上司に伝えることもあります。特に、上司との人間関係が悪く、上司に伝えることが困難な場合は、人事部や上司の上司に伝えることが望ましいかもしれません。ただし、可能であれば、直接上司に伝えることが望ましいです。

自分でも誰に伝えればよいのか分からない場合は、周りの相談できる上司や、信頼できる同僚に聞いてみることをお勧めします。

その段階で、退職理由を聞かれるかもしれませんが、理由は言える範囲で必要最低限に「また改めてお伝えします。」くらいに留めておきましょう。

どこからともなく、噂は回っていきますので嫌な思いをするくらいなら、「また改めて」という言葉を使いましょう。

伝える内容

先ほどの引き止められない退職理由4選の中から、自分に通じる理由で伝えていきましょう。

例では、家族の状況を理由にする場合の会話です。

従業員:すみません、○○上司にお話があります。
上司 :どうしたんですか?
従業員:実は、家族の状況が変わったことから、退職することになりました。私自身も非常に悩みましたが、家族を最優先に考え、この決断をした次第です。
上司 :そうなんですか。ご家族のことを優先するのは当然のことですね。
従業員:はい、そう思います。ですが、これまでお世話になったことを忘れず、残りの期間も全力で取り組んでいきますので、どうぞよろしくお願いいたします。
上司 :そう言っていただけると、ありがたいです。期間については、いつまでに退職されるつもりでしょうか?
従業員:できるだけ退職日については調整したいと考えますが、1ヶ月後の何月何日には退職できるようにしたいと思っています。
上司 :そうですか、了解しました。どうかお身体には気をつけて、これからも頑張ってください。
従業員:はい、ありがとうございます。

ここでのポイントは

本音と建て前をうまく使いましょう。

仲間内では言ってもよいことと、会社に対して退職意思を伝えるのはやはり違いますから、ここは冷静に行きましょう。

実際にあなたに仕事という経験をくれたのは会社ですよね。

これは紛れもない事実。あなたが頑張ったことも成長できたことももちろん。嫌なことも含めてです。

退職日まで心を落ち着かせて過ごすためにも、嫌な思い出の強い方ほど端的に必要最低限の情報のみお伝えするように意識してみてください。

退職願いと退職届の提出確認

似た言葉ですが、退職願いと退職届は意味合いが少し違います。

  1. 退職願い  退職する意向を上司に伝える書面です。退職願いは、退職届けを提出する前に、上司と相談したうえで提出することが望ましいです。
  2. 退職届  退職することを正式に通知する書面です。退職届は、退職願いが受理された後、上司や人事部に提出されます。退職届には、退職日や引き継ぎの詳細などが含まれています。
    • 一般的には、退職願いは退職届提出前に提出することが多いですが、会社によっては、退職届の提出時に一緒に提出するよう指示がある場合があります。また、退職届の提出時に退職願いを同封する場合もあります。会社の規定に従って提出しましょう。

退職願いや退職届において一番シンプルな確認方法は

先ほどの伝える内容で例に出した会話の最後に一気に聞いてしまうのがよいでしょう。

-以前省略-

従業員:できるだけ退職日については調整したいと考えますが、1ヶ月後の何月何日には退職できるようにしたいと思っています。
上司 :そうですか、了解しました。どうかお身体には気をつけて、これからも頑張ってください。
従業員:はい、ありがとうございます。最後に一つ確認させてください。
上司 :はい、どうぞ。
従業員:退職願いと退職届のフォーマット等は会社既定のものがございますか?
①上司 :はい、労働契約書や就業規則に書かれています。
②上司 :はい、明日以降に人事部に問い合わせてください。
③上司 :はい、社内ポータルサイトやイントラネットに掲載されているので確認してみてください。
④上司 :はい、退職届だけでいいのでフォーマットも自由です
私に提出してください。

このように、退職のお話をする際に確認しておくととてもスムーズです。会社によって退職届の提出も決まりは違います。しかし、退職には必要な書類ですので、必ず確認をしておきましょう。

退職の決意固まっている?念の為チェックしておきましょう!

  • 十分な時間をかけて考えてきたうえでの決断である
  • 仕事内容・職場環境・給与・キャリアプラン等の退職理由を持っている
  • 転職先等が決まっていて退職後の方向性がある
  • とにかくすぐに辞めたいが、辞めてから考えるだけの行動力と意思がある。

すべての人が退職の決断に至るまで同じような経験をしているわけではありません。どれか一つでも思い当たる事があれば、退職の意志は固いと推測いたします。

また、退職の意志が固い人でも、退職後の不安や新しい環境に対する不安を感じる場合はもちろんあります。

なので、退職後の不安については以上の退職までの流れを、自分に置き換えてイメージしてみてください。そのイメージがしっくり来るのか、来ないのかはとても重要な自分自身の感情なので、大切に受け止めながら進めてください。

まとめ

退職理由には、家庭の事情や健康上の理由、スキルアップや人間関係など様々なものがあります。今回は絶対に引き止められない退職理由を例に挙げながらお伝えしました。退職を悩まれている方も、決断された方も、自分にとって最も良い納得のいく選択ができますことをお祈りしております。

そして退職を伝える行動編では、実際にどうすればよいかをイメージしていただきました。感情よりも形式的に行う方がうまく進みます。しっかりと準備をしていけば大丈夫です。あなたの退職に対する進め方に少しでもお役に立てれば幸いです。

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