作品紹介
作 | ふくべ あきひろ |
絵 | おおの こうへい |
出版社 | 教育画劇 |
価格 | 1320円 |
ページ数 | 32P |
発行日 | 2011/11 |
あらすじ / 見どころ / ストーリー
主人公は食べ物の好き嫌いをするりょうたくん。その陰に現れた「小さいりょうたくん」。。
りょうたくんはピーマンが大嫌い。「だれか食べてくれないかな。」
そこへ 小さいりょうたくん が「いやなものは、ぼくが食べてあげる。」
この優しそうな言葉をかけてくれた小さいりょうたくんが、好き嫌いをどんどん続けるりょうたくんの食事を「食べてあげる」のです。
がっ!!
このあと小さいりょうたくんが大変なことになるのです。
伝えたいけど、この後のホラー感はぜひ読んで実感してほしいと思います。
何歳児向け?
★3.4歳頃から
好き嫌いが多いけど、ちゃんと栄養とれているのかな?
好き嫌いばっかりしてたら大きくならないよ。
食べてほしいけど食べないんだからしょうがないよね。
などなど…色々な食べ物を食べられるようになってきたこの年齢だからこそ、食べ物の好き嫌いに関する悩みは出てきていると思います。
この年齢の子どもは、他人の気持ちを理解しようとする能力が高まり始める頃です。
りょうた君の気持ちを自分の身近な食べ物の好き嫌いというテーマの中で、理解できるところがきっとあると思います。
食べ物の好き嫌いに対する行動に変化があれば、お悩み中の親御さんもうれしいですよね。
★小学校低学年
給食が始まって、嫌いな食べ物とも向き合っているのではないでしょうか?
小学生に入ると、この絵本のちょっとしたホラー感も「怖っ!!」と感じ取ることができると思います。
そして「小さいりょうたくん」の話を面白がりながらも、好き嫌いはなるべくなくした方がイイって事かも。
と子ども自身も考えるきっかけになると思います。
まとめ
食育を通して、食べることの楽しさや大切さを感じてほしい。という気持ちをこんな形で表現できるなんて。やっぱり絵本って素晴らしいと思える作品でした!
この絵本は「ちょっぴりホラー」です。少しの恐怖心は子どもの好奇心や冒険心を刺激することもできます。子どもは少しの恐怖心を与えることで、自分の感情や想像力をくすぐられるのだと思います。
もちろん、子どもの個性や年齢によって、恐怖心の感じ方も違うので「読みたくない!」と泣いちゃったり嫌がったら、そっと絵本を閉じてあげてくださいね。
りょうたくんと小さいりょうたくんのストーリ!第2弾がついに出版されました!
続編はどうなっていくのか!?作品紹介はこちら↓
![](https://puimyblog.com/wp-content/uploads/2023/04/みがいてあげる-160x90.jpg)
コメント